■近くて遠い宗教「イスラム教」の世界
私たち日本人と世界の人々の文化や習慣の違いを考えるときに、とても重要な要素になっている「宗教」。
いわゆる「信仰」の意味において、日本人の生活の中で宗教が占める比重は比較的軽いですよね。
分類上では、日本の人口1億2000万人のうち、9000万人以上が仏教、とされてはいるのですが、お葬式の形式が仏教にのっとってはいるものの、自分を仏教徒と意識して暮らしている人はあまりいませんね。
そのあたり、テレビなどでよく見る「イスラム教」の宗教観とその生活への寄与度(というより、生活そのものといってもいいくらいかもしれませんが)とは、同じ「宗教」とはいってもまったく意味の違うものと言えます。
世界の人口、約60億人の内、キリスト教30%、イスラム教20%、ヒンズー教12%、仏教6%…これがおおよその宗教人口の比率です。
西洋文化をあたり前に受け入れている私達にとって、キリスト教徒の多さは想像に難くないところですが、日本と同じアジアを中心に、世界の5人に一人がイスラム教徒である、という数字は、「え、イスラム文化は全く理解できない…」ではすまされない多さの気がします。
その数、仏教徒の3倍以上ですから。
このサイトでは、そんな、日本人にとって近くて遠い宗教「イスラム教」の世界をのぞいてみたいと思います。
過去の大きな戦争が「宗教観」の違いによって起こってきたという事実。
基本的なことを知っているだけでも、イスラム文化圏の方を見たときに、ちょっと垣根が取り払われたりするものです。(もちろん「理解」するのは簡単なことではありませんが)。
これからの世界を担っていく子どもたちには、特にそういう感覚を持って欲しいな、と思います。
世界平和って、案外そんなところから小さな一歩が始まるのかもしれません。